【英語の聞くだけ学習に効果はなし?】聞き流しがムダな理由

今日はよく頂く質問、「英語の聞き流しは意味があるのか」についてふれていきたいとおもいます。結論から言うと、効果はないのですが…その理由を詳しく解説していきます。
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基礎を知らずに、文章を解読することはできない
よく私たちは「聞き取れない」といった表現を使いますが、聞き取れないのではなく、日本人が想像している英語の音と、実際の音が違うんです。例えば下記スクリプトの読み方を、カタカナで表記してみると。
Sully, where are you?
(スァアリィ ゥエゥアウ アゥ ユゥ?)
誰からも聞いていなかった
No one warned us.
(ナゥアン ウォウンダァス)
No one warned us. は、ノーワン ウォーンド アスとは発音しません。実際に近いのは、ナゥアン ウォウンダァス、切るところも違うのです。この音の違いを知り、自分も発音できるようなると、聞き取れるようになります。これは練習と訓練で克服できるものですが、逆にいうと練習なしで聞き流していて身につくものではないのです。
聞き流すだけでは、頭に知識として残らない
いきなりですが、「ハマる」って英語で言えますか?
「私このお茶にハマっているの」
「I’m hooked on this tea!」わたしこのお茶にハマっているの!
「I’m crazy about this tea!」わたしこのお茶に夢中なの!
それではもうひとつ。
「今日はもうだめだ」はなんでしょう?
「I’m done for today」(もう自身を使い切った、もう限界)
この表現知っていましたか?
学校では、なかなか習わないけれど、現地では使われている表現です。「話せない」「わかならい」という裏には、英語圏で使われている表現を、圧倒的に知らない、という事実があります。聞き流すだけではなく、上達するためには、言語の知識と自分の知識を紐づけていく必要があるのです。
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まとめ
というわけで、まとめ、聞き流しだけでは上達しない理由は、
- 1 基礎を知らずに、文章を解読することはできない
- 2 発音が出来ないものは、永遠に聞き取れない
- 3 聞き流すだけでは、頭に知識として残らない
でした。逆に言うと、ある程度勉強して、基礎を身につけ、発音をマスターし、意味を理解できるようになったら、聞き流しは意味が出てくる、ということにもなりますね。効果がないよりは、超上級者向け、といったほうがいいでしょうか。何事もそうですが、闇雲にやるのではなく、自分にあったものを効率的に取り入れていくことが英語上達への近道になるのかもしれません。
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