国際電話で使える超便利フレーズと秘蔵テクを大公開

はじめまして、通訳・翻訳のNaaです。
国際電話って、慣れないと緊張しますし何より対面より難しいですよね。相手の表情も読めないし、対面で話す場合と違って、周りのサポートもないので自分の英語力だけが頼り。しかも、「xxさんに変わりますね」といったフレーズも、電話独特で知らなければ使えないので最初は凄く戸惑ってしまうはず。
ということで、7年前ドイツの上司に「Hopeless(君ホントにのぞみないね)」と言われた私が、国際電話に慣れ、テレビ会議にはいるまでになる間に「身につけた超便利なフレーズ」と「困ったときに使えるワザ」をご紹介します。
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ビジネスでの国際電話で、前提におくべき3つのこと
ちなみに大前提として、電話では
- わかったフリはしない
- わからないのに、軽くイエスと言わない
- なにか口約束したら(させたら)必ずメールで履歴を残しておく
これは国際電話が多い人は、電話に貼ってもいいほど超重要なポイントです。「言った」「言わない」で揉めることはよくあること、自分を守るためにもここは最低限、おさえておきましょう。
とりあえず覚えておけばなんとかなる「速攻使える電話フレーズ10選」
◆電話の出方
「Hello, xx company!(はい、xx会社です)」
◆自分宛の電話だった場合 「Hi, how may I help you?(ご用件をお伺いしてもいいですか?)」
◆他人宛の電話だった場合
「Ok, please put me through to xx-san(いまxxさんへおつなぎしますね)
「I’m sorry. He is not at his desk at this moment. (今彼はデスクにいないようです)」 「I’m sorry. He is out of office today. (彼は今日オフィスにいないんです)」
◆相手に掛け直しをお願いする 「Could you please call back x hours later?(x時間後に掛け直してもらえますか?)」
「May I take a message for him?(メッセージお預かりしましょうか?)」
「Sorry?(え?)」 「Excuse me? Can you repeat it? (もう1回言っていただけますか?)」
◆電波が悪くてザーザー、ノイズで聞こえないとき 「I can’t hear you. We seem to have a bad connection(聞こえないです、電波がすごく悪いようで」 |
これだけあればバッチリ、丸ぱくりをしても十分必要な会話が出来るはずです。
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困った時に使える、万能テク
それでも不安、無理、聞き取れない!という場合に使えるテクをここではご紹介していきます。
ちなみに私は23歳でカナダへ留学しインターンをしたとき、「ひたすら電話番をする」という任務を担当していました。電話元は、南米、中米、中東、欧州と冗談ではなく世界中でしたので、電波もザーザーでした。(ちなみにフレーズも知らないし、聞き取れないし、もしかしたらカカシのが役に立つんじゃないかってくらいに使えない子でした。国際番号のことすら知らなくて常識を疑われたこともあります…)
そんなダメダメなのに、帰国後に努めた企業も国際電話がバンバンかかってくるわけです。これはもうどうにかするしかない。これはそんな中、英語がそんなに話せなくても、国際電話が乗り切れるよう身につけた術です!
電波が悪いフリをして、わかるまで聞け
◆聞き取れなかった時に役立つフレーズ
「It’s very noisy and I can’t hear you clearly. Could you say it again?」
雑音がうるさくて聞こえないんです。もう一回お願いできますか?
雑音がはいるのはよくあることです。電話ではこもった声になるので、日本語同士ですら聞き取れないことはあります。完璧に聞き取れなくっても気にやむ必要はありません。堂々と、「ノイズがひどくて聞こえないので、もう一度お願いします」と聞いてみましょう。それでも聞き取れない場合は…
アドレスを伝えて、メールしてもらおう!
何度聞いてもわからない「単語がわからない」「頭がパニックになってしまった!」そんなときは自分のメールアドレスを教えて、要件をメールしてもらえるようそのまま依頼してみましょう。
◆メールしてほしい旨を伝えるのに便利なフレーズ
「I will let you know my e-mail address. So could you e-mail me about it?」
(アドレスを教えるので、その件をメールしてもらえませんか?)
これはカナダでも、日本でも断られる率は非常に少なかったかなり有効な技です。
◆社内でグループアドレスがある場合
「If you e-mail to this, our team will follow up earlier」
(もしここにメールをしてくれたら、私のチームがいち早く対応しますよ)
こういった一言を、電話で付け加えるとさらに印象も良くなります。急ぎの要件だから電話をしているわけで、「それもわかったよ」ということも伝わって、相手にも安心感を与えることができます。
ほんとに困ったら、「あ~電波が~」で電話をガチャリ
もし、上のメール送って提案も断られてしまったら。もしくは、全く相手が言っていることがわからず、周りに助けも求められない場合、最終手段があります。
◆電話がわからないときの、超最終手段
「I’m sorry. I can’t hear you. Hello? I can’t hear you…(きこえないよーもしもし?きこえないよ~)」と何回か繰り返して電話をガチャリ。
対して急ぎではないのに、返信まだ?クライアントは大丈夫か?やたらとリマインドの電話をかけてくるインドの代理店に対して数回使いました。もちろん後はメールで返信して、フォローすることも忘れずにしてくださいね。
(※)本当に大切なクライアントや、機会の電話でこういうことをすると大惨事になりますので!出たときに名前を聞いて、どこの誰かを知ってからやってくださいね。あと自己責任でお願いします。
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まとめ
というわけで、「英語での電話で超使えるフレーズと、困った時に使えるテク」いかがでしたでしょうか?本当にこまったときにつかえるのがこのふたつ、
- メールアドレスを教えて、メールしてもらう作戦
- ごめん、電波悪いといって切っちゃう作戦
一応これにはちゃんとした理由があって、海外取引で一番怖いのって、「お前ウンって言ったじゃん」という、「言った」「言わない」「話しが違う」という非生産的なやりとりなのです。英語は第一言語ではないので、完璧にわからないのは当たり前!自分を守るためにも、簡単に「Yes」と言わない、その場だけでない、さきを考えた手段で対処することが後々自分を守ることにもなるのですね。電話は慣れですから、ぜひぜひ、一回一回チャレンジしてみてくださいね。
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