英語の上達に、留学はホントに必要なのか | 通訳NaaのTOEIC徹底攻略ブログ

はじめまして、通訳・翻訳職3年目のNaaです。海外取引に携わるようになり9年、たまに大学などで進路相談にも乗るのですが、その中で生徒たちからよく聞かれるのが、
- どうやったら英語が話せるようになるのか
- 英語を使った仕事にはどうやってつけばいいのか
- 留学(もしくは海外インターン)をしたほうがいいか
という3つの質問です。確かにこればかりは経験しないとわからないですよね。自身留学2回、海外インターンもしましたが、正直必須だったかといわれると「…」といった感じです。というわけで、この記事ではこの3つの質問に答えていきたいとおもいます。
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どうやったら、英語が話せるようになりますか
この問いに対する答えをかんたんにまとめると、
- まず目標を決める (外国の友達と辞書ナシではなせる、外資に就職etc.)
- 中学レベルの基礎文法を学ぶ
- 目標に応じたレベルの語彙・表現を覚える
- 同時に発音を学ぶ (話せないものは、聞き取れない)
そして、ここまでできたら、
- トライ & エラーで、外国人とどんどん話す
- わからなかったところは、家にかえって徹底的に復習する
を繰り返す、それが上達への近道です。アプリやオンライン英会話などが安価な上に、「Study English」や、「英語物語」「Duolingo」といったアプリは、レベルに応じて学ぶことができ、また解説がわかりやすいのでオススメです。英語は才能など関係なく、「時間をかけた人」は必ずできるようになります。なのであえてコツをいうのであれば、「とにかく続けること」です。
英語を使う仕事には、どうやったらつけますか
具体的に、3つの方法をあげてみます。
- 日本にある外資系の企業にはいる
- 海外展開を専門としている中小企業にはいる (製品が海外でのシェア50%を占めているetc)
- 上場企業などで、海外部がある企業にはいり、チャンスを狙う
最初は国内の仕事だけだったり、「こんなの理想と違う」と思うかもしれませんが、備えをしておけばそのポジションが空く可能性は充分にあります。また外資系企業といっても、日々の会話が英語のところもあれば、長く日本支社があるために、ほぼ日本化されている企業もあります。上記のような要素を持った企業へ応募して、自分とあう企業を見つけていくのがいいでしょう。
ちなみに、下記メリットがある一方で、
- 外資→ きちんと価値を生み出していれば、わりと自由に働ける
- 中小企業→ 人が少ないため、海外取引の全フローを担当できる (学びになる)
- 上場企業でチャンスを狙う→ 給与も高く、エリートコースを狙える (地位も名誉も)
こういったデメリットもあります。
- 外資→ ビジネスレベル (TOEIC800 前後)以上のレベルが要求される
- 海外展開にたずさわる中小企業→ はいりやすいが、給与の割にものすごい激務
- 上場企業でチャンスを狙う→優秀な人材も多いので、チャンスを掴めるかは、自分の努力と運次第
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大企業より中小企業のほうが、英語を使うチャンスが多い?
自身上場企業と中小企業、両方とも経験しましたが、中小企業の場合は世界各国に代理店を持つので、「英語を使わざるをえず」、逆に上場企業は (各国に駐在所があったり、工場にも「日本語が話せる人」がいたので) 海外とやりとりをしても「結局日本語を使う」ことになってしまったんですね。なんでも自分でやる中小企業のほうが (金銭的には厳しかったけど)、英語も使えましたし、やり甲斐を感じる機会が多かったです。
英語を話すためには、留学は必要ですか
という問いですが、結論「どっちでもいい」とおもいます。いまはオンライン英会話もありますし、安価でクオリティの高い教材がたくさん揃っています。ただ「留学に1年行っただけでペラペラになれるわけない」というのもまたひとつ厳しい事実です。ただ「違う国に暮らしてみるという経験」をすることで、
- 発音の大切さだったり、
- 日本の世界的の立ち位置だったり、
- 自分の知らない何かに出会えたり、
- かけがえのない人たち、時間に出会うことができたり、
この先の人生に生きてくるのは間違いないでしょう。(これにつき具体的に解説した記事はコチラ:語学留学に行くべきか、迷ったときに考えたい6つのこと)
もし留学へいくなら、語学学校よりインターンがオススメ
海外インターンは、「実際に海外で英語がどう使われているのか」を知るとても良い機会だとおもいます。語学学校はどちらかというと「中学英語の授業”を英語で受けるだけ」というスタンスが強いので個人的にオススメできないのですが、海外インターンは「習ってきた英語」を応用する大きなチャンスです。
- 発音や、表現など自分の足りないところに気がつく
- 他の国の働き方を経験して、世界には色々な選択肢があることを知る
- 興味のなかった業界で、仕事を体験してみる
などなど、海外インターンには、渡航費用を払ってでも得たい経験がたくさんつまっているので、ぜひ「いったほうがいいのかな」と迷っている方は、「絶対にいったほうがいい」とおもいます。いかないで後悔することはあっても、「いって後悔した」人って聞いたことないんですよ。ちなみにビジネスなのでものすごい厳しいです、わたしは海外インターンで心が折れた派なので、下準備やある程度の用意は必要です… (私の苦いインターン経験はコチラ:【留学体験記】海外インターンの理想と現実)
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まとめ
というわけで、まとめますと、
- Q. どうやったら、英語が話せるようになりますか
- A. 基礎をおさえて、どんどん使って、トライ&エラーで覚えていく
- Q. 英語を使った仕事にはどうやったらつけますか
- A. 外資系、中小企業、大企業、それぞれの特色を掴んで面接を受けよう
- Q. 英語の上達のために、留学は必要ですか
- A. 上達のために必須とはいえないが、「経験」は必ず自分の人生に生きてくる
でした。私が就活をしていた9年前は、こういった情報が見つからず四苦八苦したものです。そして結局全部試すことになり、余計なお金をとてもかけたなあ、ともおもいます。もちろん遠回りした分色々な知識という財産をもてたわけで、なかったことにするわけにはいかないのですが。なのでこの記事が、いつか誰かのヒントになれば幸いです 🙂
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