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【TOEIC900で英語を話せる人】と話せない人の違いを徹底分析

 
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フリーランス通訳者。バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて社内通訳・翻訳を2年、ビックデータ関連の海外取引に携わる。国際交流のイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。2020年に独立。

最近「TOEIC900に達したのですが、英語が話せないです。TOEICって意味がないんでしょうか」というお悩み相談をいただきました。しかしですね、「え?」とおもいました。

なぜなら通訳になった今いまも、TOEIC以上にビジネス英語を吸収できる教材はないとおもっているからです。どうしてこういったことが起こるのか。この記事では『TOEIC高得点で英語が話せる人』と、『持っているのに話せない人』の違いを分析していきます。

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TOEIC高得点を取得して話せる人と、話せない人の違いとは

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

こういった質問をうけたとき、自身はよく「TOEICを現実世界のものとして捉えているか」を聞きます。だってTOEICってビジネスで出てくる英語表現で溢れているんです。

いきなり結論になりますが、話せる人と、話せない人の違いって、

  • 「ただの勉強」と思って、機械的に点数をあげているか
  • 自分が使うときのことまで想像して、ビジネス英語表現を蓄積しているか

なのです能力でも才能でもなく、前提の違いです。

 

TOEICを現実世界のものとして捉えていますか

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

使っている姿は想像できないと思う人は「外資系企業の職場体験」とおもって取り組むのがオススメです。そうすると、リスニングに出てくる電話のやりとりや、飛行機遅延のアナウンス、リーディングに出てくる『お知らせと、メールのコラボレーション』も生々しいほどリアルに感じられるはずです。だって実際の職場では、ああいったやりとりがしょっ中出でくるんですから。

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

しかも実際の職場では、「聞き取れませんでした、内容がわからずでした」なんていったら、「逃げるな、いますぐかけなおせ」といわれます(海外取引1年目にあった自身の実話です….)

 

では具体的にどんな勉強方法が、「話せる」につながるのか

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

「職場体験だとおもう」はメンタル面の問題、それだけで話せるようになるわけではありません。では「話せるようになる」ためには、具体的にどのような勉強方法をとればいいのか。

  • 今やっている勉強にくわえて、
  • 取り組んだリスニングは、全てシャドーウィング
  • そして、何がいいたいのかを「自分の言葉で」1分前後にまとめる

がオススメです。シャドーイングの具体的なやり方は、コチラにまとめております

高得点を目指して必死で勉強していた頃は、英語力が「リスニング、リーディング」だけに偏らないよう、「スピーキングの練習」として欠かさずやっていました。(自身TOEICリスニングは満点です)

具体的にどんな力がつくのか

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

  • リスニング能力が飛躍するだけでなく、
  • 実際に使える、ビジネスフレーズが自分のなかに定着した
  • その結果、自分でも使えるようになる (話せるようになる)

慣れないうちはしんどいかもしれませんが、ひとつステップを追加するだけで、高得点の助けにもなり、「話す力」もあがるので、返ってくるリターンは、自分が想像する以上にあるでしょう

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実際のビジネスでTOEICがどう活きるのか、パート別に解説

最後にTOEICのそれぞれのパートが、ビジネスでどう使えるのかをみていきましょう。

Part1情景の説明力

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

パート1には、普段の何気ない会話のなかで使われる表現が詰まっています。たとえば海外から来日した顧客とご飯に行ったとき、日本を案内するときなどですね。パート1を極めることは、何気ない日常会話のなかで「情景を表現する力」を強化することに繋がります

 

Part2 ピンポイントで何の話か見極める力がつく

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

ぼーっとしているオフィスでのふいうち、会議のなかでいきなり話題が変わった時などですね。英語を聞く時は話しの流れでだいたい理解している、でもピンポイントでくると聞き取れない、そんな経験がある方もいるのではないでしょうか。そういう方はパート2を強化すると「どんな話題をいつフラれても、何の話かわかる」力がついていきます。

 

Part3 の会話はオフィスで役立つ

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

会議前後や、案件に関しての打ち合わせ。忘年会やちょっとしたパーティも含めて、働いていく上でのコミュニケーションで使われる英会話表現がぎゅっと凝縮されています。ここはシャドーイングのオススメパート解き終わった後にシャドーイングを徹底することで、英語表現が自然と出てくるようになり流れてくる問いを早く正確に理解できるようになります。

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Part4 長い文も素早くまとめて理解する力

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

パート4は会議のプレゼンそのものです。さいきんは図やグラフが出てくるので、更にリアルさを増してきましたね。ばーっと話されると「なんとなくしか理解できない」という方は、ここの強化がオススメ。「どんなに長い文でも、素早くまとめて理解する力」は仕事でも役にたちます。

Part6 穴埋めは、世界中の企業とのコレポンに活きてくる

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

英語ネイティブではない国とやりとりをするとき、ミススペルや、文法の間違いなど、簡単に読めないものもあったりしますからどこに本質があるのか、何を伝えたいのかを紐解く訓練になります。

Part7 は海外取引の基本を教えてくれる

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

パート7に出てくる文書は、ビジネスをしていく上での『基本中の基本』です。

シングルパッセージには、社内共有、取引先とのやりとり、街にあるレジャー施設などの告知などなど、ありとあらゆる情報がつまっています。あれが読めて、ようやく仕事に入っていけるのです。

ダブルパッセージは、商談スタート後の相手との交渉に直結します。プルパッセージは、3国間取引きなど、相手と自分の会社だけで終わらない取引の場合に役立ちます。

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まとめ

TOEIC高得点で、英語を話せるひとと話せない人の違い

というわけでまとめ、

  • TOEIC高得点で話せる人と、話せない人の違いは「前提の違い」
  • 英語を話せるようになるには、『自分が使うこと』を想像しながら勉強する
  • 具体的にはリスニングの「シャドーイング」と「1分で自分の言葉でまとめる」のが効果あり

ということでした。

TOEICは、ビジネスをする上でのスタートライン。ただのテスト勉強ではなく、『ペラペラになって、難しい文書を楽々よんで、その情報を基本として、世界中のひとと取引する』そんな未来を描きわくわくしながら取り組むと、点数と「話せる」という付加価値がついてくるのかなとおもいます。木を見て森を見ず、といいますからね。

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フリーランス通訳者。バンクーバー留学後、現地貿易会社にてインターン。貿易職を5年、世界30カ国以上の取引に携わる。通信会社にて社内通訳・翻訳を2年、ビックデータ関連の海外取引に携わる。国際交流のイベンター、司会業など複数の職を持ち英会話スクールのカウンセラーを併任。2020年に独立。
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