【TOEIC900を達成するために】絶対押さえるべき5つのポイント

TOEIC700~800点くらいまでは苦手を克服していけばぐんぐん点数があがるかもしれません。しかし800を越えを目指す頃にはそれなりにできるのにスコアがあがらず、もはや何をやれば900点を達成できるのかわからない、という方が多くなってきます。この記事では、TOEIC900を超えるためには絶対におさえておきたい、5つのポイントを解説していきます。
(この記事を読むのに必要な時間は、約5分です)
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① 試験中に知らない単語は、(ほぼ) 出てこない
「ボキャブラリーの数はスコアに比例する」といっても過言ではないほど、単語はすべてのパートに影響します。リスニングでは「単語を知らないだけでアウト」になる問題が数多く存在しますし、長文では単語の意味を知らないために選択肢が選べない、といった経験は誰しもがあるはず。
ポイントは、TOEIC初級・中級レベルの単語を「瞬時に思い出せる」まで覚え切ることです。TOEICは時間勝負ですから、「覚えた気になってるだけ」「思い出すのに時間がかかる」では勝負にならないのです。圧倒的に出てくる可能性が高いのは初級・中級レベルの単語、それをマスターしたらハイスコア用の単語集に手をつけましょう。
② 単語にある、複数の意味を知っている
通訳をしていても、複数の意味をもつ単語は非常に多いです。
たとえば、頻繁にでてくるこの2つの単語、
- Introduce the system
- Accommodate his request
一般的には「Introduce 紹介」、「Accommodate 宿泊させる」の意味で使われますが、この場合は、
- Introduce the system システムを導入する
- Accommodate his request 彼の要望をうけいれる
とに訳します。
でもこうやって単語の複数の意味を知るって重要なことで、逆にいうとこれらがわかっていないとビジネスに支障がでるのです。なので単語のタンクをいっぱいにする、イメージでどんどん取り込んでいってください。Accommodate…収容する…宿泊する…(ひとを)受け入れる…といったイメージ像で覚えていくのもおすすめです。
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③ リスニングで聞き取れないものは、(ほぼ) ない
発音の鬼リチャード川口先生がいうとおり、「自分が発音できないものは、聞き取れない」のです。
一般的に、単語の聞き取りが難しい原因としては、
- 単語の発音を、正確に覚えていない
- アメリカ英語やイギリス英語など、特定のアクセントに慣れていない
- 音の脱落や連結になれていない
といったことが考えられます。
たとえば、
- 「I made it できたよ」は、
- アイ メイド イットと一音ずつ発音するのではなく、
- アィ メィディッ、と音がリンクして、切るところも全く違うのです。
発音の鬼 リチャード川口先生はこれを、「英語がごにゃごにゃ聞こえるのは、ネイティブがごにゃごにゃ言ってるからだ」と言っています。ネイティブはリンキングサウンド (音をつなげること) や、リズムをつけることで、話しやすくしているのですね。なので単語は見て覚えるのではなく、音も一緒に覚えること。リスニング頻出フレーズはただ解くだけではなく、復習をするときに「自分も同じように発音できるまで、発声」してみるとリスニング力が格段にあがります。
④ 簡単な問題で、ケアレスミスをしない
TOEIC900を目指す場合、ちょっとのミスが命取りになります。TOEIC公式模擬問題で、どのくらいのミスが許されるか計算してみたところ、17問という結果がでました。つまり900をこすためには200問中、183問正解しないといけないわけです。その中にはネイティブでも唸るような難しい問題があるわけですから、ミスは「解けない問題」用に取っておかないといけません。(参考記事:【TOEIC900の正答率】許されるミス数を計算してみた)
ケアレスミスをふせぐために、
- わかったと思って、読み流しをしない
- 反射でなく、理解した上でマークする
- 焦る気持ちは捨てて、その場の問題に集中(参考記事:【TOEIC】リーディング|時間内に解き終わる時間配分とコツ)
するようにしましょう。
また家で模擬試験を、本番と同じように解いてみるのも効果的です。
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⑤ 長文の内容を覚えて、戻らずに設問が解ける
TOEIC900に達するには、時間が命です。
長文読解では、
- 長文を読む
- 設問を読む
- 長文に戻って答えを探す
- 選択肢と付き合わせて回答
といったプロセスを踏んでいるとおもいます (順番は誤差あり)。
一生懸命長文を読んでも、設問を読んで「答えがどこにあるのか探し直す」のは時間が勿体ないです。
余裕がないとつい、「今読んでいる部分」しか頭に残らない、といったことが起こりますが、長文は全体像を掴むのがコツです。普段から英文を読むときには、全体像をつかみながらイメージや印象が残るように読んでいきましょう。全体的な流れを把握していると、どうなって、こうなって、こうなる、という順番を覚えているので、設問が出てきたときにも圧倒的に解きやすくなるのです。
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まとめ
というわけで、TOEIC900を取得するためにおさえたいポイント5つ、
- ① 試験中に知らない単語は、(ほぼ) 出てこない
- ② 単語にある、複数の意味を知っている
- ③ リスニングで聞き取れないものは、(ほぼ) ない
- ④ 簡単な問題で、ケアレスミスをしない
- ⑤ 長文の内容を覚えて、戻らずに設問が解ける
いかがでしたでしょうか。
あとがきにかえて
しかし仕事をしていると、「(めちゃくちゃつらかったけど) しっかり勉強しておいてよかったな」ということがたくさんあります。というのも、中東とのテレビ会議の通訳などは、音声が悪く、途切れ途切れで発音もよくわからず。ひたすらピントを張り巡らせ、想像力を駆使し「それってこういうことですか?」と確認することもよくあること。長いメールやアナウンス、利用規約や契約書の締結といった間違えられないものが多くあり、TOEIC900を超えるためにしていた勉強が、役に立っているなと思うことも多いです。歳を重ねるほど、もがき苦しんだ時間が、自分を支えてくれているな、と思うことが増えてくるのが、不思議なものです。
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