【TOEIC900取得に必要な単語数は1万語!?】と勉強のコツ5つを徹底解説

TOEICにおいて単語は、すべてのパートにおいて重要な役割を果たしています。パート5 (文法問題)や、パート6 (長文穴埋め) における語彙問題だけでなく単語は高得点を取るためのキーとなっています。
リスニングや長文読解でも知らない単語が出てくると、それだけで圧倒的に不利になってしまうんですよね。「TOEIC900取得に必要な単語数は約1万語」といわれていますが、それだけ聞くと気が遠くなりますよね。というわけでこの記事では、 TOEICで高得点を取得するための単語勉強方法、また勉強の際のコツ5つをご紹介します。
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コツ① 初級・中級の単語集を制覇しよう
理由は、TOEICにでてくる大多数が初級・中級本に出てくる単語だからです。上級レベルの単語は出てくる数が限らているのに対し、初級・中級の単語はリスニング、リーディングともに頻繁に出題される傾向があります。上級レベルの単語 (Desalination 脱塩など) は、万が一のために備えて覚えておく必要がありますが、まず制覇すべきは初級・中級レベルの単語集です。全て覚えているくらいの域までもっていってから、上級の単語集に取り組むようにしましょう。
コツ② みても、きいてもわかるように、発音も一緒に覚えよう
ハイスコアを取るためにはリスニングのスコアも上げる必要があります。そのためには、単語は「みてわかる」だけでなく、「聞いてわかる」ようになる必要があります。たとえばHot chocolateは「ホットチョコレート」と認識している人が多いのですが、英語圏では「hάt tʃάk(ə)lət (ハッ チャカレィ)」と発音されます。これを「ホットチョコレート」と思い込んでリスニングに挑むと、
となり、結局その単語やフレーズを知っていても聞き取れない、といった現象がおこるのです。そうなるとせっかく単語を覚えた単語もリスニングでは使えず、点数を落とすことになってしまいます。TOEIC700レベルであれば問題ないかもしれませんが、900レベルを目指すとなるとそれは命取りです。単語を覚えるときは必ず、自分も同じ発音をできるくらいまで覚えておきましょう。
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コツ③ 瞬間で思い出せるまで、単語を覚えきろう
3番目のコツは、「単語をみて (きいて)、すぐに意味が思い出せる」ことです。逆にいうと、覚えた気になっている単語をできる限り排除することでもあります。というのも最後の長文まで解ききるためには、1問あたり1分〜1分30秒ペースで解いていかないといけないわけです。(参考記事:【TOEIC】リーディング|時間内に解き終わる時間配分とコツ)
- (考えれば) なんとなくわかる単語のせいで、時間をロスする
- 曖昧に覚えているために、選択肢に確信が持てず「これかな、こっちかな」と迷う
- 中途半端に意味を覚えているために、長文の意味が正しく取れない
記事【TOEIC900の正答率】何問ミスまで許されるのかを徹底解説によると、900以上を取得するためには200問中183問以上正解する必要があるわけですから、これらは900取得の敵といえるでしょう。 わかった気で終わらせず、瞬時に意味がわかる (イメージできる) ようになるまで覚え切るようにしましょう。
コツ④ 単語がもつ、複数の意味を覚えよう
初級から中級レベルの単語を覚えるといっても、ハイスコア取得のためにはコツがあります。それはひとつの単語がもつ、複数の意味を知っておくこと。たとえば、Introduceは「紹介する」として知られる中級の単語ですが、「導入する」という意味も持っているのです。
もうひとつ例をだしましょうか、「Address the problem」はどう訳しますか。 一般的に「Adress」ときくと「住所」が思い浮かぶと思いますが、「取り組む」という意味も持っている のです。なので「Adress the problem」は「その問題に取り組む」という意味になります。「Interest」には関心・興味だけでなく「利子」といった意味もあります。
初級・中級の単語集をまず勉強することをオススメするのにはこういった意味もあります。つまり「単語の持つ複数の意味を理解する」ことで長文の理解度・正確性がぐんとあがり、また文法問題解きやすくなるのですね。
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コツ⑤ 単語の意味だけでなく、使い方を覚えよう
TOEICのボキャブラリーに関する問題には、大きくわけて
- ① 意味がわかっていれば解けるもの
- ② 意味だけでなく、使い方がわかってようやく解けるもの
の2つがあります。前者はコツ③にかいた「単語の持つ複数の意味を知ること」が対策となりますが、後者②では「単語の使い方を知ること」がキーになります。例題で解説していきましょう。
Mr. Smith _______ for one of his staff to meet a client at the airport.
(A) arranged (手配する) (B) demanded (要求する) (C) announced (発表する) (D) requested (求める)
この問題ですが、選択肢の意味は似たり寄ったりで、どれを使っても一応意味は通ります。そのためこのタイプの問題は、前後をみて、『文法的に正しい単語』を当てはめる必要があります。この例題では『(動詞) for + 目的語 + to do』の構文を取れる単語がはいるので、『arrange for』で ~の準備/手配をするという意味をなす(A)が、空欄にはいり、
- Mr. Smith arranged for one of this staff to meet a client at the airport.
- スミスさんは空港でクライアントに会うよう、このなかのスタッフの一人を手配しました
といった答え (文章) が導き出せるわけですね。
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まとめ
というわけでTOEIC900取得のための、ボキャブラリー学習のコツ5つ、
- ① まずは初級・中級の単語集を制覇
- ② みても、きいてもわかるように、発音も一緒に覚えてしまう
- ③ 瞬間で思い出せるまで、単語を覚えきる
- ④ 単語がもつ、複数の意味を覚える
- ⑤ 単語の使い方を覚える
をご紹介しました。いかがでしたでしょうか、同じ参考書や単語集を使っていても、TOEIC700を目指す時の勉強と、900を目指す時の勉強は変わってくるものです。ぜひ騙されたと思って取り入れてみてくださいね。
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