TOEIC900取得者の割合はわずか3.64%【悩むなら迷わずチャレンジすべき】

はじめまして、通訳・翻訳のNaaです。
TOEIC900はしばしば「ネイティブとほぼ同じレベル」だと混同されることがあります。実際のTOIEC900保持者のレベルは「英語を使うための、基礎力を持っている」といったほうが近いのですが、高い英語力が必要な仕事を任されたり、通訳を依頼されたり、難易度の高い仕事を割り当てられて困るという話しもよく聞きます。
それもそのはず、受験者のなかでTOEIC900ホルダーは、わずか3.64%!この記事では、TOEIC900取得者の希少さを踏まえ、パターン別にスコアを有効に活用できる方法を解説します。
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TOEIC900ホルダーは、受験者のうちわずか3.64%!
こちらがTOEIC公式ホームページで発表されている、2019年のTOEIC受験者の平均点とスコア分布表です。
受験日 | 受験者数 | 平均スコア | 人数 (745点以上) | 人数 (895点以上) | 割合(895点以上) |
2019/7月 | 97,424人 | 581.5 | 6,697人 | 5,505人 | 3.6% |
2019/6月 | 96,628人 | 583.7 | 6,719人 | 3,517人 | 3.6% |
2019/5月 | 92,934人 | 596.8 | 6,807人 | 3,412人 | 3.7% |
(数字引用元:TOEIC公式ホームページ https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist/242.html#anchor02)
受験者が9万人を超えるなかで、895以上を取っている人はわずか数千人なのですね。100人あたりわずか4人いるか、いないかという希少さです。
パターン① TOEIC900をとったけど、英語が話せない!
「会社に求められてTOEIC800強を取ったはいいけど英語は話せず、通訳・翻訳部分だけお願いできませんか」という依頼が私の元にもよくきます。というのも、大企業での海外取引などは、「英語の人材をとる」こともありますが、国内営業などで成果を出した人 (自社製品に精通している人) がアサインされることが多いのです。
これを機にスキルアップをはかり、難易度の高い仕事に挑戦したいのであれば、「スピーキング力を鍛える」のがオススメです。またいまの時代、海外取引といってもメールのやり取りだけ (貿易職など)、といった仕事もありますので、そういった職種を探すのも手でしょう。
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パターン② 英語の仕事につきたい、でもどうすればいいのかわからない!
まず履歴書を書いて、人材会社へいってみましょう。今時英語を話せるひとなんて佃煮にするほどいる、と思う方もおられるでしょうが、実際に「英語を話せて、きちんと文章が書ける人」というのは限られていて、どこの企業でも取り合いになっている、という現実もあります。
自分を安売りしないためにもハ●ーワークではなく、とくにハイクラス転職を扱うサイト、
- ヘッドハンディング型のビズリーチ
- 外資系に特化したロバートウォルターズ
- リクルートのハイクラス転職サイトキャリアカバー
などがオススメです。
どれも審査がありますが条件を満たせば利用することができ、 かなり良い条件の案件に巡り会えます。自身キャリアカバーは審査落ちしましたが、それ以外ではキャリア形成についても相談に乗ってもらったりとお世話になっています。年収も500万円以上の物が多くサポートも手厚いのが特徴です。(参考記事:新卒で負け組と呼ばれた私が、ビズリーチで引っ張りだこになるまで)
パターン③ 燃え尽き症候群になった (次の目標を見失った)
TOEIC900って、結局通過点にしか過ぎないんですよね。「よし、次の試験に向けてやるぞ~」と燃えていたときは、「これをクリアすれば、こんな楽しい未来があるかも」という気持ちが常に片隅にありました。ただ漠然と、「900を越えればこの退屈な日常が変わる」と思っていたのです。でもですね、900を超えて充分な英語力を身につけて達成感を得られても、3ヶ月もすればそれは自分の日常になってしまうんですね。そこから抜け出すためには、また次の目標をみつけることがキーになります。
- 英語を思いっきり使う仕事につく
- ドバイの展示会に海外出張 (これは私の夢)
- 大使館で働く
- マルチリンガルになる(中国語、スペイン語など)
- ビジネス英語を教える側にまわる
「足るを知る」という言葉にあるとおり、「日常」をどう捉えるかは自分次第で、何か武器を身につけたからといって、自分の思考が変わるわけじゃないんですね。「新鮮!」「楽しい!」「幸せ!」は一時的な感情でしかなくて、人生に満足できるか否かに資格や、所有物は関係ないのです。(参考記事:コラムTOEIC900を超えたら、退屈から抜け出せると思っていた)
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まとめ
というわけで、TOEIC900取得者の希少性と、スコアを有効活用にするためのヒントをパターン別にご紹介しました。900以上を取るためには、相当な時間と努力が必要だと言われています。たとえ話せなくてもこれから学べばいいことですし、メールや翻訳といった部分で活躍することもできるかもしれません。ぜひ色々な可能性を探ってみてくださいね。
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