TOEICリスニングのコツ | 誰にでも出来て必ず伸びる3つの方法

TOEICのリスニングって難しいですよね。ゴニョゴニョしてて聞き取れない時期は、誰にでもあるとおもいます。しかしコツを掴めば聞こえ方が変わることはご存知でしょうか?この記事ではWalk(歩く)と、Work(仕事)の違いすら聞き取れず踠いていた私が、リスニング満点を取るためにやった3つのステップをご紹介します。
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リスニング力をあげるための3つのステップ
ステップ① 発音を学ぶ
最近本屋でもよく見るフレーズですが、発音できないものは、聞き取ることができません。やみくもにリスニング勉強を重ねても聞き取れないのは、発音に原因がある可能性があります。
ちょっと例を出しますね、この文章どう発音しますか?
What are your plans for tomorrow?(明日なにするの?)
日本人発音を極端に表現するとこうなります。
ホワット アーユア プランズ フォア トュモロー?
しかし、実際英語圏でどう発音されているかというと、
ヮッタァュア プラェンズファ トュモラゥ?
全く違うのがわかりますでしょうか。こんなにも『日本人が認識している音』と『英語の音』は違うのです。たとえこのフレーズを知っていたとしても正しい発音を知らないだけで、私たちの脳は認識できず「わからない」という結果に至ります。
これは自分が同じように発音できるようになれば、一瞬で克服するものなので、落胆せず、今知れたことをチャンスと思い、発音の基礎本を一冊買ってみましょう。終わる頃には、自分の英語もネイティブっぽく変わっているはずですよ。
ステップ2 過去問&模擬問題をひたすらとく
基礎の発音が終わったら、いよいよTOEICリスニングに特化した訓練です。TOEICの問題に慣れるため、過去問をひたすら解いていきましょう。リスニング問題が出来るだけ多く載っていて、答え合わせの時にスクリプトが見られるものがオススメ。公式模試を取り入れるのもいいですし、今は隙間時間にサクッとできるアプリもたくさんあります。【TOEIC】800対策|おすすめアプリ&参考書7選)
苦手なパートがある人はそこを中心に、なければ1日パートからパート4までを、各2題ずつ解くのがオススメです。まずは、いつも通り普通に解いてみましょう。
ステップ3 答え合わせをして、シャドーウィングを徹底的に!
ここがリスニング力があがる、あがらないを決める分岐点です。重ねて言いますが「自分が発音できないものは聞き取れない、逆にいうと、「自分が発音出来るものは全て聞き取れる」、実際のやり方をみていきましょう。
シャドーイングとは?
シャドゥーングとは、英語を聞きながらそれを真似して発音する勉強法です。英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」とは異なり、シャドーイングは、聞こえてくる音を、重ねるように追いかけるのがポイントです。「聞く」、「発音する」を同時に行うわけですから、難易度は高いのですが効果は抜群。ネイティブスピーカーならではの「発音」、「英語のリズム」、「音の強弱」、「イントネーション」などを自然な形で自分のなかに取り込むことができるからです。これはいわゆる「英語脳」を作る方法としても使われていて、日本語を介さず英語で英語を理解するトレーニングのひとつでもあります。
シャドーウィングのやり方
それでは肝心のシャドーイングのやり方を解説していきます。
① 問題を解いて、答え合わせ
② スクリプトを見て、後を追うように読み重ねる(下記例参照)
Question 74 to 76. Refer to the following talk.
音声(クェッション セブン二ィファ ゥリファトュダ ファラィンタァク)
自分 (クェッション セブン二ィファ ゥリファトュダ ファラィンタァク)
Ok, before you start serving food, I want to let you know that restaurant is a bit stuffed ..
音声(アゥケィ、ビファイゥスタァサービンフードュ、アィウァントュレッチュゥナゥ ダ ゥレスタランニズ ァビットスタッフトュ..)
自分 (アゥケィ、ビファイゥスタァサービンフードュ、アィウァントュレッチュゥナゥ ダ ゥレスタランニズ ァビットスタッフトュ..)
③ わからない箇所は、スクリプトを見て、文法・単語をしっかり理解
④ 理解した後は、スピーカーと同じ速度でシャドーウィング
⑤ 全く同じく読めるまで繰り返す
同じくというのは、ネイティブスピーカーならではの「発音」、「英語のリズム」、「音の強弱」、「イントネーション」などが出来るところまでということです。
ポイントは、頭を真っ白にして、ひたすら耳から聞こえる音を発し続けること。大体2週間後くらいで、変化が出てきて、発音しながら自然に理解出来ている自分に気づくでしょう。
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リスニング力アップだけじゃないこんなメリット
シャドーウィングの効果は「聞き取れるようになる」だけではありません。
- TOEICの問題の傾向を飲み込める(展開が予想出来るようになる)
- 語彙・表現・新たな言い回しを覚えることができること
- スピーキング力のアップ
複利として、英語力に必要なこれらのスキルまで身につくのです。まさに一石四鳥ですね。
おまけ (本番に強くなるためのアドバイスをここで)
満点取得時にやっていた、すぐに取り入れられるアドバイスもご紹介します。(いらないかもしれないけど、意外に役に立ったので)
- リスニングは電車や、雑踏のなかで(本番が快適に)
- 節問題2問を読み始めたら次の問題を読み始める(問題、設問を読んでストーリーを予想してから挑む)
- わからなくても引きずらない(ラスボスで全力を使い果たすのではなく、あくまで倒せる敵をやっつけるイメージ)
まとめ
というわけで、リスニング力アップのコツ、3ステップをまとめます。
- 発音記号をマスターし
- ひたすら問題を解き、
- 同じように問題が読めるようになるまでシャドーウィングを繰り返す
英語は才能ではなく、やるか、やらないかです。騙されたと思って1ヶ月だけでも、いえ、10日だけでもやってみてください。雑音でしかなかった英語が日本語のように頭のなかにはいってきて、こうなるはず!
物事の上達にはからくりがあるんですね。ちなみにシャドーイングは効果がありますが、英語の聞き流しはあんまり効果がありませんので、お気をつけて。(参照:【英語】聞くだけ学習に効果はなし|聞き流しがムダな理由)
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