【3分でわかるa/an/theの違い】英語の冠詞ルールをイラスト解説

英語がある程度できるようになってくると、必ずぶつかる冠詞問題。落ち込む必要はまったくなくて、むしろ主語・述語・目的語(/補語)の関係を理解して、自分で文を組み立てられるようになったからこそ。ここに疑問を持つようになったのだとおもいます。更にレベルアップするためにも、ここで冠詞の問題をスッキリさせていきましょう、それでは。
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そもそも何で冠詞をつけなきゃいけないの?
日本人にはなじみのない冠詞、そもそもなぜこんなものが存在するのと思う方もいるのではないでしょうか。そもそも英語は、「いくつ」など数を重視する傾向があります。逆にいうのであれば、日本は独自の空気を読む文化から、「数」を伝えることを省略する傾向があるのかもしれませんね。ペンを取って欲しいとき、
- 「ごめんペンを(1本)貸して」
- 「(皆で使うから)ペンを(いくつか)貸して」
- 「その(黒い油性)ペンを貸して」
と、いったように数をいわなくても伝わってしまうから、冠詞文化がないのです。でも、外国には背景の違う様々な人がいますから、「空気を読む」、という文化はそもそもないのです。元々1本でいいなら、「Can you pass me a pen?」と最初から伝えてあげたほうが親切じゃないか、という文化です。
なわけで、
- ごめんペンを(1本)貸して → Can you pass me a pen?
- (皆で使うから)ペンを(いくつか)貸して → Can you pass me pens?
- その(黒い油性)ペンを貸して → Can you pass me the pen?
英語にすると、とっても具体的になるのですね。言語というのは、元々人間同士がコミュニケーションをとるためのひとつのツールです。会話の特徴として、日本語はボーリング、英会話はテニスと例えられますが、英語は「短い言葉で、いかに正確に伝えられるか」を考えられて作られているのかもしれませんね。
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冠詞をわかりやすく図解してみた
英語には定冠詞(the)と、不定冠詞(a/an)の2種類の冠詞があります。
こうきくと難しく聞こえますよね、でももっとシンプルにかんがえて大丈夫です。
- 名詞が母音 (aiueo) ではじまるなら anを、
- 名詞が子音(それ以外) はじまりなら a をつけてあげる
とだけ覚えておけば問題ないでしょう。
冠詞の使用イメージ図と、実用例
「The」をつかうとき
The computer is great. 「その」パソコンは素晴らしい
This is the bag which I wanted. これは、わたしが欲しかった「その」バックだ。
This is the Kabuki! これがその歌舞伎だ |
「a/an」をつかうとき
This is a computer. (これはコンピュータです) This is an apple. (これはリンゴです) |
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「a」と「an」の違いってなに?
これはシンプルに発音しやすいから、それだけです!
- This is a apple ディシィズ アーポーより、
- This is an apple ディシィズ ァンナポーのほうが言いやすい
ダブルでa(母音)が重なると、ひとつなのか、言い忘れなのかわからないですからね。冠詞も人間にとって、使いやすいように進化したものです。なので、これをちゃんと使うことによって、自分がペラペラになったときには超絶便利に感じることでしょう。
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まとめ
- the 「知っているモノは知っているよ~と伝えてあげる」
- a/an 「知らないモノは知らないよ~と伝えてあげる」
冠詞早見表
可算名詞
(数えられるもの) |
不可算名詞
(数えられないもの) |
|
ルール①
|
the | the |
ルール②
|
a (名詞が子音で始まる)
an (名詞が母で始まる) |
(冠詞なし) |
ルール③
|
(冠詞なし) | (冠詞なし) |
ちなみに(冠詞なし)の部分は特殊ルールが適用されるので、気になる方はこちらの記事(【わかりにくい冠詞一覧】海と川にはthe(冠詞)がつくのに、なぜ湖にはつかないの)をご参照ください。英語はルールさえ覚えてしまえばあとは慣れの問題です。
しっかり基本をおさえてどんどんレベルアップしていきましょう!
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